WordPressの自作テンプレ作成時に、デバッグ方法を調べるのに手間取ったので、方法をまとめます。
ページ上に直表示
一番手っ取り早い方法。最後の「;」を忘れてエラーになりがちなのと、タグ閉じ忘れなどhtml構文ミスって表示おかしくなりがちなので気を付ける。
※「’」と「”」の違いはほぼないと思っているけど、たまにエラーになるので、またきちんと調べたい。
参考:https://www.php.net/manual/ja/function.var-dump.php
echo '<div>ページ上に直接表示される</div>';
変数をタグで囲って出力したいときなどは、echoを行で分けるのもわかりづらいので「.」(ピリオド)で文字列を連結して表示すると短く済んでわかりやすい。
$data = '連結する変数'; echo '<div>' . $data . '</div>'
$data = ['配列とか','Datetime型とかも','詳しく表示']; var_dump($data);
コンソールでの出力
javaScriptのconsole_log()を使う方法。直接ページのレイアウトに影響を受けたくない場合に便利。
参考:https://www.php.net/manual/ja/debugger.php
//////コンソール出力////// $myvar = '出力内容'; console_log( $myvar ); function console_log( $data ){ echo '<script>'; echo 'console.log('. json_encode( $data ) .')'; echo '</script>'; }
アラート表示
実行されたタイミングでモーダルが表示される。わかりやすいけど、ちょっと鬱陶しい。下のコードの例は、wp_head アクションが実行されるタイミングでアラートが表示される。
//////アラート表示////// add_action( 'wp_head', 'hook_javascript' ); function hook_javascript() { $output = "<script> alert('Page is loading...'); </script>"; echo $output; }
ログファイルとして出力
ファイルにログとして出力内容を残す場合の例。アクセストークンを使ったjsonファイルの取得のデバッグで、処理履歴的に内容を残したくて作った。エラーがあった場合の出力もこんな感じでいけそう。ただし、ファイルの書き込み処理は動作負荷が少し増えるので注意。
putlog("出力されるログ内容" . "\n"); function putlog($logdata){// 実行時刻と引数のデータを指定ファイルに追記する $putfile = dirname(__FILE__). '/_log.txt';//実行しているphpファイルのディレクトリにファイル保存場所を指定 $current_datetime = new DateTime(); $puttext = "\n".'//log: '.$current_datetime->format('Y-m-d H:i:s') .'//'."\n".$logdata; file_put_contents( $putfile, $puttext, FILE_APPEND);//内容を追記する(ファイルがなければ作成される) }